山形は河北町の名物

食べ歩き ,

昨日から虎横のポップアップで、山形は河北町の名物「冷やし肉そば」が始まった。
写真は、オリジナルの山椒油と茗荷に大葉をたっぷり乗せた「山椒冷やし肉そば」である。
山椒の香り漂うそばを、茗荷と大葉が爽やかにして、なかなかいい。
噛み締めがいのある親鳥をかじりながら、つるるとそばをたぐる。
この感覚がクセになる。
この「冷やし肉そば」誕生いわれはいくつかあるという。
1老化して卵を産まなくなった親鶏の有効活用のため
2賄いで作った鶏そばが、冷えても美味しかったため、冷たくして提供するようにした。
3大正時代、酒が飲める場所はそば店のみであり、馬肉の煮込みで酒を飲んで、締めにそばを食べていたが、ある客が残った馬肉をそばに入れて食べたところ、思いのほか美味であったために、この食べ方が広まった。戦後、調達のしやすさから、鶏肉に変わった。
4温かい汁の場合、肉を食べているうちにそばが伸びてしまう。そのためつゆを常温で提供するようにした
5客をもてなすのに出前でそばを取る習慣があり、そばが伸びないようにつゆを冷たくした。
まあそれぞれの事情が同時多発的に起こったのだろう。
河北町へは、東京~山形新幹線(2時間50分) → さくらんぼ東根駅 → タクシー(20分)と、遠隔である。
河北町まで足を運ばなくても食べられるのが嬉しい。
次回は、同町のもう一つの名物だという、カレー風味カツ丼も食べたいな。